自動ダウンミックス装置

3G-SDI,HD-SDI,SD-SDI 自動ダウンミックス装置

製品概要

DnM1 は、SDI 信号上のVANC に重畳されているカレント音声モードを検知し、サラウンド音声を自動でダウンミックス出力する装置です。ダウンミックス信号はアナログオーディオ出力と、SDI の指定したチャンネルにエンベデッド出力され、音声ディレイ機能、エラー検出機能も有しています。

特長

●SDI 信号上のVANC に重畳されているカレント音声モードにより音声モードの自動識別が可能です。（フォーマットが525i59,1080i59 時のみ）
●アナログ音声出力には音声モードが1M～4M 時、1S 時、2S 時、S+2M 時、5.1 時、5.1+S 時、その他の音声モード(OTHER) 時に、どのプリセットでダウンミックス演算するか設定することができます。
●ダウンミックス演算式は、ARIB　STD-B30 に準拠した３パターンの演算式に加え、演算係数を自由に設定できるマニュアル演算式が用意されています。このため、サラウンド音声のダウンミックスに限らず、様々な音声モニタリング用途に使用できます。
●ダウンミックス演算チャンネルは、どのチャンネルを使用しているか、グラフィカルに表示し、一目で判別可能です。

●ダウンミックス演算結果は、アナログ出力と、SDI の指定したチャンネルにエンベデッド出力することが可能です。
●音声ディレイ機能は、SDI 出力、アナログ音声出力に適用され、0 ～ 400ms の範囲で1ms 単位で設定可能です。7セグで表示しますので、現在の設定量が一目でわかります。
●エラー検出機能として、音声モードパケットエラー、音声パケットエラー、無音エラーの3 つの機能を有します。音声モードパケットエラーは、SDI 信号に局間制御パケットが重畳されていない場合エラーとなります。音声パケットエラーはSDI 信号上に、1 ～ 8 の全チャンネルの音声パケットが重畳されていないとエラーになります。無音エラーの検出には、音声レベル(-50 ～ -100dBFS)、無音期間(0 ～ 30 秒) の設定が可能で、7セグ表示するため、設定値が一目でわかります。
●12 通りのプリセット（ダウンミックス演算式、無音検出設定、音声遅延量）を保存できます。
●リモート制御によりプリセットを切換えることができます。
●音声のデジタル基準、アナログ基準レベルの設定が可能です。
●2 重化電源標準装備です。

ブロック図

主な仕様