導入事例

株式会社WOWOW 様

〒107-6121 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル21F
Tel.03-4330-8111 Fax.03-4330-8112
Webサイト
http://www.wowow.co.jp

WOWOW様は、日本初の民間衛星放送局として、1991年4月に開局しました。2000年のデジタル放送開始を経て2011年10月にはフルハイビジョン・3チャンネルの放送を開始しました。WOWOWプライム、ライブ、シネマの3つのチャンネル及びオンデマンドサービスを通じて世界から選りすぐった映画、スポーツ、ドラマ、音楽等の上質なエンターテインメントをお届けしています。

 

リアルタイム字幕制作の縁の下の力持ち – DnM1:自動ダウンミックス装置

技術局 運用技術部 /岸 明子様、本多 香様に導入背景や選択理由、実際の運用例などをお伺いました。

導入背景と選定理由

生放送スポーツ番組でのリアルタイムサポート字幕付加を開始するにあたり、字幕テキストを制作するオペレーターが放送の映像音声をモニタリングする環境の構築を検討しておりました。オペレーターの負担が少ない「リアルタイム字幕制作」を実現するには、必要最小限の機材で、映像・音声の専門的なエンジニアでなくても扱える環境にする必要がありました。そのような中、SDI入出力可能で指定したチャンネルのみ出力出来る装置を探していたところ、別部署からの紹介と、設備構築ベンダーからの推奨もあり、DnM1の事前評価を行いました。
デモの結果、機能面で想定していた操作フローに合致していたこと、導入時の設定対応等、きめ細やかでスピーディなサポート対応に魅力を感じ、導入に踏み切りました。

 

実際の運用例

サッカー、テニス等の中継において主音声で日本語、副音声で外国語の実況解説が入る場合等に、字幕に出す日本語音声トラックをダウンミックスしてステレオで出力し、各オペレーターのモニターなどに入力して活用しています。

 

図_DnM1運用フロー

図:DnM1を用いた運用フロー

 

導入効果

音声チャンネルが番組毎に固定で決まっているため、当装置を用いて一度設定を作成しておけばオペレーターは毎回モニタするチャンネルを意識することなく、安心して字幕制作に集中出来ています。
装置は電源二重化の為、2017年4月に運用開始以後、24時間通電しており安定稼働を続けられています。様々なダウンミックス設定が可能なことから、今後は5.1ch番組用への運用も検討しております。

 

image1_wowow

写真:DnM1を使用している生字幕制作設備

 

今後に期待すること

任意チャンネルのみを出力する用途にしか現在使用しておらず、その他様々な機能も網羅しているので使い方等の応用例等積極的な情報発信に期待したいと思います。また、将来の4Kフォーマット入出力対応も期待します。

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